歯は一度削ると元に戻りません
「虫歯ができたら、削って詰める」。これは虫歯治療の基本です。しかしこれを安易に行うことは危険です。なぜなら、歯は一度削れば二度と元に元どおりにすることができないからです。
大切なのは、「本当に必要な部分だけを最小限削ること」。しかし、削る量を最小限に抑えるには、非常に細かな作業が求められ、それを行うには、知識や経験、技術のすべてがそろっていなければなりません。八王子駅南口の歯医者、フェリシテ歯科クリニックでは、その場しのぎの治療にならないよう精密な診断を行い、できるだけ削らない虫歯治療をご提供しています。「歯をできるだけ残す」ということの重要性とその最善の手段について、もう一度考えてみましょう。
簡単に歯を削ることの悪循環
「歯を削る」ことは、お口の中に思いがけない悪循環を招きます。悪循環によるお口の中の変化を、追っていきましょう。
- ① 虫歯ができる
- ② 歯を少し削り、小さな詰め物で補う
- ③ 歯と詰め物の隙間から虫歯が拡大
- ④ さらに歯を大きく削る
- ⑧ 神経を取ったことで歯根が弱くなる
- ⑦ 被せ物で補う
- ⑥ 神経を取り除く
- ⑤ さらに虫歯が広がり、神経に達する
- ⑨ 歯根に負担がかかり、歯が抜ける
- ⑩ 両隣の歯を削りブリッジで補う
- ⑪ 支台にした歯に負担がかかる
- ⑫ 両隣の歯が抜ける
- ⑯ 全ての歯を失い総入れ歯になる
- ⑮ 奥歯を失う
- ⑭ 支台にした歯に負担がかかる
- ⑬ 部分入れ歯で補う
このように、たった1本の歯を削ることが、歯を次々と失うことにつながってしまうこともあるのです。歯を末永く守るためには、「安易に削ってはいけない」ことを、理解しておくことが必要です。
海外ではできるだけ自分の歯を残すことが主流です

海外ではすでに、「できるだけ自分の歯を残す」「できるだけ削らない/抜かない」ことに重きをおいた「MI(ミニマルインターベンション)」の考えが主流となっています。「MI」による治療では、以下を原則としています。
- ごく初期の虫歯は、再石灰化を促すことで治癒に導くこと
- お口の中の虫歯菌を減らし、進行を防ぐこと
- 歯を削る量は必要最小限に抑えること
- 定期的なチェックで補修充填を心がけること
- メインテナンスを徹底し、再発を予防すること
このように「MI」の考えでは、「虫歯だからすぐ削る」のではなく、いかに歯を残せるかを追求した治療法を選択します。当院では患者さんの歯をできるかぎり残すことを念頭に、「MI」を基本とした虫歯治療をご提供します。